iTero Lumina導入:インプラントデジタル印象・インビザライン治療へ
みなさま、こんにちは!烏丸御池:「こもり歯科医院」、院長:小森由子です。
当院では2026年8月より、以前の口腔内スキャナーよりヘッドの小さくなった「iTero Lumina(アイテロ ルミナ)」を導入いたしました。
「歯医者さんの型取りが苦手」「オエッとなってしまう」――そんなお声を、これまで多くの患者さまからいただいてきました。iTero Luminaは、ねんど状の材料を使わずに、小さなカメラでお口の中を読み取る機器です。
この記事では、iTero Luminaでできることと、当院での使い方をご紹介します。
口腔内スキャナーとは?
これまでの型取りは、ねんどのような材料を詰めたトレーをお口に入れ、固まるまで数分間そのまま待つ方法が一般的でした。
口腔内スキャナーは、ペンのような形のカメラ(ワンド)でお口の中をなぞるように撮影し、歯や歯ぐきの形をコンピューター上の3D画像にする機器です。
iTero Luminaの4つの特長
1.型取り材を使いません
ねんど状の材料をお口に入れないため、材料の味やにおい、のどの奥への違和感が苦手な方にも、ご負担の少ない方法です。
2.カメラが小さく、軽くなりました
読み取り部分(ワンド)は、従来機に比べて大きさ・重さともに約半分になりました※。お口の小さなお子さまや、大きく口を開けるのがつらい方にも使いやすい大きさです。
3.広い範囲を、すばやく読み取ります
一度に読み取れる範囲は従来機の約3倍、スキャンの速さは約2倍になりました※。奥歯や上あごなど、これまで撮りにくかった部分も少ない動きで記録できます。
4.その場で、3D画像を一緒に確認できます
スキャンした歯並びや噛み合わせは、すぐにモニターに映し出されます。色合いまで再現された立体的な画像を見ながら、「どこが重なっているのか」「どこが強く当たっているのか」を、患者さまと一緒に確認しながらご説明します。
※メーカー自社調べ(従来機 iTero エレメント5Dとの比較)
当院での活用場面
⭐️マウスピース型矯正(インビザライン)のご相談・治療計画
当院のインビザライン治療では、見た目の歯並びだけでなく、上下の歯の当たり方(噛み合わせ)まで確認しながら治療計画を立てています。スキャンデータは、マウスピースの作製にもそのまま使用します。

⭐️お子さまの矯正(インビザライン・ファースト)
乳歯と大人の歯がまじる時期(目安:6〜10歳ごろ)のお子さまの矯正にも活用しています。ワンドが小さいため、お子さまのお口でもスキャンしやすくなりました。

⭐️被せ物・インプラント治療
被せ物(クラウン)やインプラント治療の際の記録にも使用しています。治療内容によっては、従来の型取りを組み合わせて行います。
⭐️歯並び・噛み合わせの記録と経過の確認
デジタルデータとして保存できるため、治療前と現在の状態を画面上で見比べることができます。
スキャンの流れ
1. お口の状態の確認:診察とご説明のうえ、スキャンを行います。
2. スキャン:小さなカメラで、歯の表面をなぞるように撮影します。途中で休憩も可能ですので、お気軽にお声がけください。
3. 画面でご説明:3D画像をモニターに映し、歯並びや噛み合わせの状態をご説明します。
よくあるご質問
Q.スキャンは痛くないですか? A.カメラで歯の表面を撮影するだけで、歯を削ったり押したりすることはありません。お口を開けている間に違和感がある場合は、途中で休憩しながら進めます。
Q.子どもでもスキャンできますか? A.はい。ワンドが小型になり、お子さまのお口にも使いやすくなりました。年齢やお口の状態によっては、無理をせず日を改めることもあります。
Q.すべての治療で型取りがなくなりますか? A.治療内容やお口の状態によっては、従来の型取りを行う場合があります。どちらの方法がよいかは、診察のうえでご説明します。
Q.費用はかかりますか? A.治療内容によって保険診療・自由診療の別や費用が異なります。詳しくは受付またはご相談の際にお尋ねください。
「型取りが苦手で、歯医者から足が遠のいていた」「子どもの歯並びが気になるけれど、何から相談すればいいかわからない」――そんな方にこそ、一度ご相談いただけたらと思います。
ご自分の歯並びや噛み合わせを画面で見ていただくと、「こうなっていたんだ」と驚かれる方も少なくありません。まずはお話だけでも、お気軽にお越しください。

